■はじめに
ご閲覧頂きありがとうございます。札幌市西区の地下鉄宮の沢駅より徒歩5分(勤医協西病院の道路を挟んで向かえ側)に店舗を構えております「買取専門店 くらや札幌西店」です。
当店は遺品整理や生前整理で発生した「ご不用品」を主に買取しております。取り扱っているラインナップは多岐に渡り、お持ち込みが多い貴金属・アクセサリーなどから一見なんだか分からない骨董品や切手など各分野に専門査定員が在籍しております。店頭買取の他に出張買取も行っておりますので気軽にご相談下さい。
昨今では「遺品整理」や「空き家整理」の際に発生した不用品をただ破棄するだけではなく、リサイクルショップや当店の様な買取店にお持ち込みをされるお客様が非常に増えて参りました。背景には日本国内におけるリサイクル事業やリユース市場の成長が顕著である事が挙げられ、お客様の中には業者さんに委託した処分費用を不用品売却で得た売却金で相殺・収支がプラスに転じる方もいらっしゃいます。
今回のブログは「遺品の買取」において「一体どんなものが買取してもらえるのだろうか」「遺品整理で損をしない為にはどうしたらよいか」という2点について掘り下げて書いていきたいと思います。
■遺品の買取でよくお買取りする品物
お仕事で関わっている方を除き、人生の中で「遺品」に触れる事は少ないと思います。どんな物を買取してもらえるのか、あるいは売却する事ができるのか、ご存知でなくても不思議ではありません。そもそも日本においては「遺品を売却する」という行為自体が、なんとなく後ろ髪を引かれると感じる方が多いと思います。対し海外では「エステートセール」といって故人の自宅の前で遺品を販売したり、故人が天国に行っても困らないようにと遺品を燃やし尽くしてしまう文化があったりします。自社では遺品整理における「遺品の買取」については大きく2つに区分させており「換金性の高い遺品」と「処分を検討して頂く遺品」になります。以下に簡単にご紹介させて頂きます。
☆換金性の高い遺品
・貴金属や宝石などアクセサリー
→主におばあ様のご遺品に多い品です。現代よりも貴金属相場が低かった事・景気が良い時代があった事などが影響し、一見普通のご家庭とお見受けするような遺品整理現場でも宝石箱に複数の指輪やネックレスなどが見つかり、買取金額が数十万円になったという事例は少なくありません。昨今では減りましたが一昔前は「結納」の文化がしっかり残っていた事や「訪問販売」の規制が緩かった事なども関係があると思います。「バブル時代」を経験されている男性の方では「喜平」といって楔型になった太めの金のネックレスやブレスレットを遺される方がいます。
・腕時計や懐中時計
→こちらは男性のお客様に多いお品物です。今でこそスマートフォンの普及により「腕時計」をお召しになる方は男女問わず減ってしまいましたが、昭和などの時代はサラリーマンの必需品として良い腕時計をお持ちの方が多かった事が関係しております。最近では「ロレックス」や「オメガ」など舶来品(主にスイス製)の高級腕時計が人気ですが、当時人気だった国産の「グランドセイコー」などは現在でも高い人気を誇り、アンティークタイプのグランドセイコーは高値で取引される為、「国産の腕時計だから安いだろう」と考えて捨ててしまったりするのは損をされてしまう可能性が高いです。また、旧「国鉄時代」には懐中時計(ポケットウォッチ)をお持ちの方が多かった為、遺品として懐中時計を買取する事も多いです。国鉄の印が入った懐中時計などはコレクターさんに高い人気がありますので、例え動かない状態でもお手元に留めて頂ければと思います。
・切手
→「遺品の買取」において1番買取する事が多い品物になります。ご存知の方も多いかもしれませんが、日本では1960年前後に「グリコ」をきっかけに過去に類を見ない程の切手ブームが巻き起こりました。元よりモノを大事にするという日本人の気質や「閉まった状態で保存できる」という日本の住宅事情などと合間見合って、遺品整理の現場ではよく見かける事の多い物が切手になります。あまり大きな声では申し上げられませんが、旧日本郵政の頃に「ノルマ」や「お付き合い」の一環で興味がある訳ではないのに、切手やはがきを大量に購入されていた方が多かったという事もあり、ご家族が感知されていなかった大量の切手などが発見される事例もあります。切手の買取においては希少性が高く額面以上で取引される「プレミア切手(中国切手など)」と「金券としての切手(額面の総額に対しレート計算)の2つの買取方法が挙げられます。往々にして段ボールに入った状態や保管ファイルに入った状態で発見される事が多いので、遺品の買取現場ではお客様の期待値が低い割に買取金額をお伝えした際に喜んで頂ける事が多いのも切手となります。
・骨董品(美術品、鎧兜・刀、茶道具、書道具など)
→一括りにしてしまいましたが、こちらの品物もそれぞれ遺品の買取例として挙げるに値するものかと思います。お品物にもよりますが、購入される際に1つ1つが高額であるケースも多く、特に茶道具や書道具は一式全て揃っていたり、お稽古用・本番用と非常に量が多い場合があります、出張買取にてご用命頂く事が多いのも特徴です。注意される点としては当時の購入金額が高額でも現代の流通相場で判断すると、お客様のご期待よりも少し低めに査定額が出てしまうケースがある点と日本刀や象牙の1本牙などは「登録証」がないと買取する事ができない点です。先に申し上げたお客様のご期待に沿えない点というのは、一昔前は「茶道教室」や「書道教室」が繁盛しており各地に点在しておりましたが、昨今では衰退してしまい良いお品物・量が沢山あっても「購入したい」という方が減ってきてしまっている事が挙げられます。(需要<供給)着物なども同様です。とはいえ、リサイクルショップで安価に売却されてしまうには勿体ない品物ですので、当店含む「専門店」にてご売却される事をお勧め致します。
★処分を検討して頂く遺品
・大型家具など
→遺品の買取の際にお客様を悩ませるお品となります。良品の大型家具に関しては「カリモク」や「大塚家具」などが挙げられます。その他にもガラス製のディスプレイ・ショーケースなど様々ございますが、実際に買取に繋がる事案は実は少ない品物となります。何故かと言いますと、「査定だけ」の段階では良い家具は数千円~数万円、物によっては数十万円になる品物も沢山あるのですが、実際に買取するとなると運搬に費用が高額にかかったり、2階以上のフロアの場合クレーン車・人件費がかかる吊り下げなど特殊な作業が必要な場合が多く、「買取金額が安い訳ではないが諸費用が高額につき買取金額が残らない」という代表的な事案になってしまうからです。ピアノなども同様です。お住まいが戸建てで取り壊しとなる場合は、残留物に関して費用が掛からない・お安く済む場合が多いですが、居抜き・建売・賃貸となりますと処分をする必要があります。その際は不動産業者さんと予め「程度の悪くない家具はそのままの現状残し」で契約を進めると「処分費用が浮く」というお客様にとって有利な場合もあります。賃貸の場合はその限りではない為早めの対応が必要です。
・中古家電
→TVや冷蔵庫などは年式や状態によって買取できる場合はございますが、調理器具などは買取査定は難しいかもしれません。またコピー機などAV機器類も「箱付き」「取り扱説明書付き」など買取に至るまでのハードルが高い物が多いです。家電に関しては「家電リサイクル法」という規定がありますので、処分の際に1つ1つは高額ではなくても積み重なってそこそこの費用になってしまう事があります。新品購入から10年が経過し、まだご使用できるお品物は知り合いの方にあたって「欲しい」と仰って頂ける方にお譲りして量を減らしたりする工夫が推奨されます。また、北海道ですと暖房機器も依頼される事が多いのですが、一般的に石油や灯油はあらかじめ空にしてある状態での査定となります。スマートフォンやPC関連の品は専門店が数多くありますので、個人情報やキャッシュをリセットされてご売却が容易なお品物となります。
・日用雑貨
→衣装ケースや座椅子、間接照明などとなります。あまりにも使用感があるものは難しいですが、リサイクルショップさんなどで買取してもらえるケースもあるようです。ただし、元々の価格が高額ではなく新品で揃える方が多い品物ですので買取金額はあまり見込めません。単品での買取見積の際には買取不可や無料引き取りとなってしまうケースが多いようです。買取金額を望まなく処分の方向で考えていらっしゃる方は処分品の見積もりの際に「無料引取」できるかを業者さんに相談してみる事をお勧め致します。
■「損をしない」遺品整理とは
結論から申し上げますと遺品整理における「損をしない」とは「お金と時間の節約」になります。遺品整理を実際に行った事のある方であればご理解頂けるかもしれませんが、葬儀の後から発生する遺品整理には手続き等や遺族の方の有給・忌引きにタイムリミットが発生している事案が非常に多く、とにかく「時間」に追われたり先に申しあげた通り、売却する物と処分する物の整理に「時間」がかかったりなど想像以上に大変な作業です。※大体の方が49日後に整理をされ始めますが、着手自体は早めの方が断然に良いです、気持ちの整理では難しい部分もありますので、あくまでも「遺品整理」だけに関してはと補足させて頂きます。
ご自身で全て処分をされるのが1番費用がかかりませんが、故人の方の自宅の引き払いなどが伴う場合はどうしても業者さんを呼ばなくてはいけないケースもあります。本来であれば何社か相見積もりをとって処分を検討したいところを、「時間」が無いために1社で即決してしまい、多少なりとも価格交渉ができるところを即決し「お金」の部分で損をしてしまう、といった事が散見されます。ですので時間的にも金銭面でも損をしない為に、早い段階で「生前整理」のお話を家族で進めておくといった事が最大の対策となります。とはいえ、デリケートな部分でのお話となりますので難しいようであれば、「貴重品の保管場所の把握(通帳や印鑑含む)」「名義関係の確認(携帯電話・クレジットカード)」「形見分け先に済ませる」といった事を可能な分だけでも進めておくと、遺品整理の多少の時間の余裕が発生してくると思います。また、有事の際に手早く取り掛かってもらえるように遺品整理業者さんに「あたり」をつけておくという事も有効です。遺品整理において何事も「把握しておく」という事が最大のポイントとなります。遺品(生前)の買取で少し余裕があるようでしたら不用品の処分を業者さんに任せ、故人の方への手向けに時間を割くといった事もできますし、逆の場合は生前からご不用品を減らしておくという対策も有効です。
当店、「買取専門店 くらや札幌西店」では「遺品の買取」に特化した買取店となっております。価値のある物を見逃さず、適正な価格にて買取を行っておりますので、遺品整理における不用品処分でお悩みの方は気軽にご相談下さい。北海道内は札幌市を中心に小樽・石狩などからも出張買取のご依頼を頂く事が多く、遠方でもお受けしております。提携している専門業者さんも複数いらっしゃるので、買取以外の処分・清掃・お引越しなどもお力になることが可能です。
店舗:買取専門店 くらや札幌西店
住所:北海道札幌市西区西町南19丁目1-18
電話:011-215-8866
営業:10:00~19:00
定休:木曜日
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